スポンサーサイト

  • 2017.02.14 Tuesday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    【行政法判例】八七時間大型自動車放置事件

    • 2016.04.23 Saturday
    • 06:04


    ◆判例 S50.07.25 第三小法廷・判決 昭和47(オ)704 損害賠償請求(民集第29巻6号1136頁)
    【判示事項】
    国道上に駐車中の故障した大型貨物自動車を約八七時間放置していたことが道路管理の瑕疵にあたるとされた事例
    【要旨】
    幅員七・五メートルの国道の中央線近くに故障した大型貨物自動車が約八七時間駐車したままになつていたにもかかわらず、道路管理者がこれを知らず、道路の安全保持のために必要な措置を全く講じなかつた判示の事実関係のもとにおいては道路の管理に瑕疵があるというべきである。
    【参照・法条】
    国家賠償法2条1項,国家賠償法3条1項,


    おもうに、道路管理者は、道路を常時良好な状態に保つように維持し、修繕し、もつて一般交通に支障を及ぼさないように努める義務を負うところ(道路法四二条)、・・・同国道の本件事故現場付近は、幅員七・五メートルの道路中央線付近に故障した大型貨物自動車が八七時間にわたつて放置され、道路の安全性を著しく欠如する状態であつたにもかかわらず、・・・道路の安全性を保持するために必要とされる措置を全く講じていなかつたことは明らかであるから、このような状況のもとにおいては、本件事故発生当時・・・道路管理に瑕疵があつたというのほかなく、してみると、本件道路の管理費用を負担すべき上告人(注:和歌山県)は、国家賠償法二条及び三条の規定に基づき、本件事故によつて被上告人らの被つた損害を賠償する責に任ずべきであり、上告人は、道路交通法上、警察官が道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、道路の交通に起因する障害の防止に資するために、違法駐車に対して駐車の方法の変更・場所の移動などの規制を行うべきものとされていること(道路交通法一条、五一条)を理由に、前記損害賠償責任を免れることはできないものと解するのが、相当である。

    【解説】
    国家賠償法に登場する道路事故に関する代表的判例。
    他には、「高知落石事件」 「奈良赤色灯事件」がある。

    「奈良赤色灯事件」との違いを押さえておくこと。
    どちらも道路の安全性に問題があったが、事故を回避する措置をとることができたかどうか(回避可能性)の判断の違い。

    【行政法判例】奈良赤色灯事件

    • 2016.04.16 Saturday
    • 15:31
    JUGEMテーマ:行政書士

    ◆判例 S50.06.26 第一小法廷・判決 昭和46(オ)887 損害賠償請求(民集第29巻6号851頁)

    【判示事項】
    県道上に工事標識板赤色灯標柱などが倒れ赤色灯が消えたままであつても道路の管理に瑕疵がないとされた事例
    【要旨】
    県道上に道路管理者の設置した掘穿工事中であることを表示する工事標識板、バリケード及び赤色灯標柱が倒れ、赤色灯が消えたままになつていた場合であつても、それが夜間、他の通行車によつて惹起されたものであり、その直後で道路管理者がこれを原状に復し道路の安全を保持することが不可能であつたなど判示の事実関係のもとでは、道路の管理に瑕疵がなかつたというべきである。
    【参照・法条】
    国家賠償法2条1項,


    事実関係に照らすと、本件事故発生当時、被上告人において設置した工事標識板、バリケード及び赤色灯標柱が道路上に倒れたまま放置されていたのであるから、道路の安全性に欠如があつたといわざるをえないが、それは夜間、しかも事故発生の直前に先行した他車によつて惹起されたものであり、時間的に・・・遅滞なくこれを原状に復し道路を安全良好な状態に保つことは不可能であつたというべく、このような状況のもとにおいては、道路管理に瑕疵がなかつたと認めるのが相当である

    【行政法判例】高知落石事件

    • 2016.04.14 Thursday
    • 10:20
    JUGEMテーマ:行政書士
    JUGEMテーマ:社会教育


    ◆判例 S45.08.20 第一小法廷・判決 昭和42(オ)921 損害賠償請求(民集第24巻9号1268頁)
    【判示事項】
    一、国道への落石の事故につき道路の管理にかしがあると認められた事例
    二、国家賠償法二条一項に基づく損害賠償責任と過失の要否
    【参照・法条】
    国家賠償法2条1項

    【要旨】
    一、国道に面する山地の上方部分が崩壊し、土砂とともに落下した直径約一メートルの岩石が、たまたま該道路を通行していた貨物自動車の運転助手席の上部にあたり、その衝撃により、助手席に乗つていた者が即死した場合において、従来右道路の付近ではしばしば落石や崩土が起き、通行上危険があつたにもかかわらず、道路管理者において、「落石注意」の標識を立てるなどして通行車に対し注意を促したにすぎず、道路に防護柵または防護覆を設置し、危険な山側に金網を張り、あるいは、常時山地斜面部分を調査して、落下しそうな岩石を除去し、崩土のおそれに対しては事前に通行止めをするなどの措置をとらなかつたときは、通行の安全性の確保において欠け、その管理にかしがあつたものというべきである。
    二、国家賠償法二条一項による営造物の設置または管理のかしに基づく国および公共団体の損害賠償責任については、過失の存在を必要としない


    国家賠償法二条一項の営造物の設置または管理の瑕疵とは、営造物が通常有すべき安全性を欠いていることをいい、これに基づく国および公共団体の賠償責任については、その過失の存在を必要としないと解するを相当とする。

    本件道路における防護柵を設置するとした場合、その費用の額が相当の多額にのぼり、上告人県としてその予算措置に困却するであろうことは推察できるが、それにより直ちに道路の管理の瑕疵によつて生じた損害に対する賠償責任を免れうるものと考えることはできない

    PR

    calendar

    S M T W T F S
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031   
    << October 2018 >>

    問合せ

    レッスン・講座に関する問合せ等は以下までメールにて (★印を削除してください) ★ishimotojuku★@gmail.com

    selected entries

    categories

    archives

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM